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宅建の勉強方法はどれが良い?独学/通学/通信おすすめの学習法徹底比較
宅建試験対策の勉強方法としてパット思いつくのは「独学・通学講座・通信講座」だと思います。たったの3種類なのですが、それぞれ特徴がありますので「どの方法が良いのかわからん!」という悩みは尽きないと思います。
本記事では3種類の勉強方法のメリット・デメリットを詳しく解説し、あなたにあった適切な勉強方法を選ぶお手伝いを致します。
また、3種類の勉強方法を組み合わせる事によって、更に学習効果をアップするための方法も併せてご紹介致しますので、ご一読頂いて気持ちよくスタートダッシュを決めて頂きたいと思います。
はじめに3つの勉強方法を超ざっくりですが評価しておきますと、以下の様な特徴になると思いますので、読み進めて行く中でこんがらがって来たら思い出して下さいね。
勉強方法の特徴比較 | 独学 | 通学講座 | 通信講座 |
かかる費用 | |||
教材・講義 | |||
モチベーション | |||
サポート制度 | |||
合格率 |
この記事の目次
【独学】で宅建の勉強
【独学】のメリット
- 教材(テキスト・問題集)が書店や通販で簡単に手に入る
- スケジュールを自由に決められるので柔軟性がある
- テキストと問題集だけ揃えれば良いので費用が安い
- 疑問点を自分で調べるので知識が身につきやすい
宅建独学用の市販教材は、書店やAmazon/楽天等の通販で簡単に手に入ります。近所の書店で中身を立ち読み出来るのもメリットだと思います。最近はネットでもテキストの中身をチェック出来るので、わざわざ書店に出向く必要もなくなって来ましたね。
通学講座は開講時期が決められているので、絶対にこの時期に始めなければならないという制約があります。独学はスケジュールを自由に設定出来るので、時期を問わず勉強を開始出来ますし、勉強する期間も自由です。
宅建の試験対策本は、科目別にテキストが別れていたり問題集や過去問も別冊化されているので種類は多いのですが、全て揃えたとしても大体1万円以内に収まるので費用が安くてすむと言えます。
勉強中に出てきた疑問点は基本的に自分で調査する事になります。少々周り道ではありますが、自分で調べる事でより記憶に残りやすくなりますし、多くの事例に触れる事にもなりますので、知識が身につきやすいと思います。
【独学】のデメリット
- 疑問点を自分で解決する必要があるため、どうしても時間が掛かる
- 自由なスケジュールがモチベーションの維持を困難にする
- 学習スケジュールのペースメーカーがいない
- 安い・自由・手軽さが、諦める原因ともなる
疑問点を自分で解決するのは「じっくり自分で実力をつけるんだ!」という方にはメリットになります。しかし多くの方は「スピード感」を求めていると思いますから、デメリットにもなりますのでどちらを優先するかで判断する必要があります。
宅建の勉強は知識レベルや実務経験にもよりますが、短くて5ヶ月、長くて10ヶ月程度の期間を必要とします。独学はその間自由なスケジュールで勉強出来ますが、メリハリを付けないと必ず何処かでモチベが下がる時期が来るので、そこから戻って来れるかどうかは完全に自己責任となります。
また、ペースメーカーがいないので「ヤバい遅れてる・・・」と気がついた時には、相談する相手もいないので軌道修正が難しいというリスクもあります。このように「モチベの低下」「進捗の遅れ」が重なって来た状態の時に「安い・自由・手軽」が仇になってあっさり諦めてしまうという罠が潜んでいます。
独学はすべてが自己責任である事を肝に銘じておく必要があると思います。以下のような状態にならないように明確な目標を持って勉強する必要があります。
あ~今日もつかれたなあ~!試験まではまだまだ時間もあるんだし、1日ぐらいサボっても大丈夫でしょ~、明日から頑張るから今日は呑んじゃお~っと!
【独学】をおすすめ出来る方
- 学習スケジュールを自分で管理出来る、自己マネジメントが出来る方
- 疑問点を自分で調査する事が自発的に出来る方
- 法律の知識を問われる職場に勤務されている又はされていた方
- 必ず合格して就職/独立するという高い目的意識を持っている方
- 過去に独学で資格を取得した成功体験を持っている方
独学は確かに自由度が高く安価な勉強方法ですが、全てが自己責任なので途中で諦めてしまうリスクが高いと言えますから、スケジュールを自分で管理できる自己マネジメント能力のある方向けと言えるでしょう。
また、疑問点をある程度自分で調査する必要があるので、時間に余裕のある方向けとも言えます。この点は初学者の方には不利に働きますが、法律の学習経験がある方や実務経験のある方には有利に働くと言えます。
独学は「必ず合格して就職・独立する」という、強い目的意識を持っている方にこそおすすめできる勉強方法です。その様な方は、自分で疑問点を調査する事も将来のためなので、苦にならないと思います。
過去に独学で途中で挫折した方や合格出来なかった方は、一種のトラウマや独学に対する苦手意識があるかも知れませんので、何らかの手引きやサポートがある【通学・通信】を選択肢に入れても良いと思います。
あなたの合格への熱意を試す意味で、以下の記事で宅建試験の合格率を見てみて下さい。近年の合格率の推移をみて「(´·ω·`)駄目だこりゃ」となってしまうようであれば、独学以外の勉強方法を検討した方が良いかもしれません。
【通学講座】で宅建の勉強
【通学講座】のメリット
- 教室で講師の生講義を受講出来る
- 他の受講者と一緒に勉強するので高いモチベーション維持効果が期待出来る
- 決まったスケジュールで通学するので学習ペースが維持出来る
- 不明点は講師に質問出来、手厚いサポートが期待出来る
- 合格実績・信頼度で資格講座を選べる
通学講座は、教室で専任講師の講義が聞ける点が最大のメリットだと思います。効率的な試験対策や実務に直結する知識など、独学では手に入りづらい情報を惜しみなく繰り出してくれますので、大変価値があると言えます。
受講生は決して安くはない受講料を支払って、自分の将来のために勉強している集団なので皆真剣です。ピリピリと張り詰めた社会人向けの通学講座は、独特な雰囲気を持っていますので高いモチベーション維持効果が期待できます。
通学講座は決まったスケジュールで学校に通う事になりますから、学習の自由度という点で独学には劣るのですが、通う癖が付いてしまえばスケジュール管理を気にせず勉強に邁進できるというペースメーカーの役割を果たします。
不明点を講義後に質問できたり、学習相談や質問回答など様々なサポートを備えている講座が多いため、勉強を継続してゆく上での安心感もあります。
また、通学講座は有名な大手資格学校が開設している事が多く、運営実績・合格率・評判と言った目に見える指標で講座の質を判断しやすい点もメリットと言えるでしょう。
【通学講座】のデメリット
- 独学・通信講座に比べて費用が高額化する傾向にある
- 学校に通う事になるので「場所」の制約がつきまとう
- 講義の時間帯が限られているので受講出来ない問題
- 欠席が多いとリカバリーが困難になるケースも
通学講座は独学・通信講座に比べて費用(受講料)が高額化する傾向にある点は否めません。全国の主要都市に校舎を構え、多数の講師陣を抱えている訳ですから致し方ないと思います。
一応、交通アクセスの良い場所に校舎を構えてはいますが、近所にない場合あるいは通勤・通学の路線に校舎が存在しない場合は、通学出来ないという物理的な問題を抱えています。
講座の開始時間は19:00や20:00が多く社会人に配慮はされていますが、残業・主張等で講義に間に合わない懸念があります。欠席が多いとリカバリーが困難になるケースも考えられます。
講義を欠席した時に対するサポートを提供している通学講座がほとんどですが、それでも限界はあります。以下の様な状況が重なってしまうと、中々勉強に身が入らず苦しい状況になってしまいますね。
今日も残業で講義出れなかったよ・・・。明日は得意先に捕まるだろうから遅くなるし、中々講義に出れないなあ。他の受講生はどんどん進んでるのにおいてかれちゃうなあ・・・。
【通学講座】をおすすめ出来る方
- 受講のための費用を捻出可能な方
- 通学出来る場所に学校(校舎)がある方
- 自己マネジメントが苦手でサボり癖がある方
- 仕事の終了時刻にムラが無い方
- 合格実績や資格学校の信頼度を重視している方
宅建の通学講座はオプション等つけると20万円を超えるケースもありますので予算が必要です。通学講座は数ヶ月の受講期間がありますので、その間の交通費も頭に入れておく必要があります。
ただ、潤沢な予算があっても場所の問題はどうする事もできないので、独学・通信講座を選択する事になろうかと思います。もし、通勤・通学途中に校舎がある方は大変運が良いと言えます。
通学講座は校舎に通う性質上スケジュールが固定化されていますから、自己マネジメントが苦手で「誰かに仕切ってもらう方が楽」という方向けと言えます。ただし、仕事柄、就業時間にムラがある方は選ぶべきでは無いと思います。
通学講座はメリットが大きいですが「予算・場所・時間」の3つの要素をクリア出来る方が選ぶべき勉強方法だと思います。
【通信講座】で宅建の勉強
【通信講座】のメリット
- 時間や場所の制約を受けずに勉強できる
- PC・スマホで講義動画を視聴しながら勉強出来る
- 質問回答・学習相談・添削等のサポートが豊富
- 学習計画が組まれており、スケジュール管理がしやすい
- 比較的安価な受講料なので手軽
- 合格実績・信頼度で通信講座を選ぶ事が出来る
通信講座はPC・スマホ・タブレットに対応した学習システムを提供していますので、時間や場所の制約を受けずに勉強出来ます。テキスト・講義・問題集など全てをパッケージ化している通信講座もありますので、スマホ1台で勉強出来るのでとてもコンパクトです。
通信講座の講義は「動画」形式で配信され、資格学校で教鞭を執っていた方や、実務経験者の講義を自宅やスマホでマンツーマンに近い形で受講出来るのが大きなメリットです。
質問回答サポートは、どのような通信講座も基本的に持っているので初学者も安心だと思います。学習相談・スクーリングなどモチベーション低下に対応するサポートも用意されており、長期間の学習にも対応しやすいと言えます。
勉強する場所・日・時間は基本的に自由ですが、宅建の本試験に間に合うようにスケジュールやカリキュラムが組まれており、日程に合わせて教材が送られて来ますのでで、勉強のペースメークがしやすいと言えます。
通信講座も有名な資格学校が運営していますから、通学講座と同じく運営実績・合格率・評判と言った指標で講座の品質を判断しやすいと言えます。
通信講座は、独学と通学講座の良いとこ取りをしたような学習形態なのでバランスが取れており、受講料も安価なので潤沢な予算が無い方でも受講が可能となっています。
【通信講座】のデメリット
- 独学と比べると費用(受講料)は高め
- 独学に近い学習スタイルなので、サポートを上手く活用する必要がある
- 通信講座は数が多いため、優良な講座を選ぶ目利きが必要
宅建の通信講座の受講料は安いところで1万円台、高いところで20万円弱とかなり差があるのが実情です。受講料の中央値は大体5~6万円になろうかと思いますが、独学よりも費用がかさむ点は否めません。
通信講座は1人で勉強する事が多く独学に近いので、ある程度の自己マネジメント能力は必要です。ただし、学習相談やスクーリングと言ったサポートが強力なので、独学のデメリットを相殺する備えはあると言えます。
宅建の通信講座は校舎が不要な業態的に、大小合わせると相当な数が存在しています。そのため、数が多すぎで中々選びきれないという問題としっかり選ばないと当たり外れが大きいという問題を抱えています。
以下の記事では、優良な講座を選ぶコツを紹介していますのでぜひ参考にしてみて下さい。
【通信講座】をおすすめ出来る方
- 時間や場所に制約がある方
- 講師による手引きが欲しい方
- 質問回答などサポート制度を重視している方
- 合格実績や資格学校の信頼度を重視している方
- 受講料をなるべくおさえたい方
近場に資格学校がなく、本業の就業時間が不規則な方にとって通信講座は最適だと思います。最近の通信講座はスマホで勉強も出来るので、通勤・通学の時間を活用できるのも大きいと思います。
通信講座は講義動画を見ながら勉強出来る点が最大の強みだと思いますので、「独学+講義を受けたい」とお考えの方におすすめ出来る勉強方法だと思います。デメリットを補うためのサポートも豊富なので、独学で不安を感じるという方も安心出来ると思います。
「時間・場所・予算に制約があるが、利便性+講義動画+サポートを実現したい」という方は、通信講座があっていると思います。
【独学・通学・通信】を使いこなせ!ハイブリッド学習法とは?
「独学・通学・通信」それぞれの勉強方法について、メリット・デメリットを述べて来ましたが、個々の勉強方法だけで完結させる必要はありません。ここでは勉強方法を混ぜる戦略、すなわち「ハイブリッド学習法」をご紹介したいと思います。
ハイブリッド学習法をおすすめする方
- 得点力が伸び悩んでおり頭打ちになっている方
- 過去に「独学・通学・通信」何れかで失敗した経験のある方
- 飽きっぽい性格で常に刺激が必要な方
通信講座+市販教材学習法
同じテキスト・問題集・過去問を繰り返していると何処かで得点力の頭打ちが来てしまうと思います。これはどの勉強方法を貫いても行き当たる「壁」と言っても良いでしょう。
まず、通信講座を活用して宅建の試験問題と戦える最低限の土俵、具体的には合格基準の6割程度まで引き上げてもらいます。これは、独学スタートよりも通信講座を活用した方が圧倒的に早いからです。
そのまま通信講座で勉強を続けても良いのですが、得点力の「伸び」を加速させるために、市販教材(テキスト・問題集)に切り替えます。
通信講座と市販教材、それぞれ同じ宅建試験対策をテーマにした書籍なので一見「意味ないんじゃない?」と思われるかも知れません。しかし、出版社が異なれば同一科目でも解説やアプローチの仕方は異なっています。
観点・アプローチの異なる解説を読むと「何回読んでも理解できなかった」部分が、不思議とスッと頭に入ってくる経験が少なからずあると思います。その効果を狙って市販教材に切り替えています。
これは通信講座と市販教材の脳内比較を行って情報を整理した結果となります。教材を変えて別の視点から学ぶ事で、固まった思考を柔軟にする事が本学習方法の肝(きも)です。
本学習法では通信講座で養った基礎力を元にして、市販教材との違いを探す作業がメインとなりますので、それほど労力が掛からず手早く得点力の底上げが可能となるのが特徴です。
管理人の実体験からも、同じ教材を何度も繰り返すよりも結果が早く出やすい方法なのでお勧めしたいと思います。
本学習方法を実践可能なおすすめの通信講座と市販教材を、参考迄に掲載しておきますので組み合わせを検討して頂ければと思います。
独学+単科講座学習法
独学を主としつつ「弱点強化・演習対策・模擬試験」など独学では対策しづらい部分を資格講座の単科講座で補う学習方法となります。単科講座はフルスペックのコース講座と比べて受講料も安価なので手軽に実践出来ます。
単科講座は資格学校によって様々ですが、本学習方法で活用できる単価講座の例を以下にピックアップしておきます。
単科講座の例
- 初学者向けの導入講座
- 宅建試験の特定科目の対策に特化した講座
- 法改正部分に特化した講座
- 過去問・予想問題など演習に特化した講座
- 本試験直前期の総仕上げを行う講座
- 資格学校が独自に行う公開模擬試験 など
初学者向けの導入講義は独学に入る前に受講しておけば立ち上がりがスムーズです。法律の勉強方法や宅建試験の全体像の解説が入りますので、これらを把握しているのとしていないでは、後々の伸びが変わってくると思います。
宅建試験の特定科目の対策に特化した単科講座もあります。独学で一通り勉強したものの今ひとつ理解しきれていない場合に、ピンポイントで苦手な科目を受講すれば効果が高いと思います。
法改正部分に特化した講座では、予想問題や傾向分析など資格学校がかなり力を入れているので、受験年度で大幅な法改正が予定されている場合は、受講を検討する価値があります。
アウトプットが足りないなと感じたら「演習に特化した講座」を、試験前の最後のひと押しが欲しい場合は「直前期の総仕上げを行う講座」をそれぞれ選択すれば、合格ボーダーすれすれの方は効果が高いと思います。
公開模擬試験は資格講座ならではだと思います。本番前の予行演習や、実力チェックに活用出来るので独学の方には人気です。
「独学+単科講座」のニーズは非常に高いため、わかりやすく「独学者向け講座」などとダイレクトに記載されているので、そういった講座を選ぶと目的に沿うものを選べると思います。
単科講座を受講すればサポート制度を利用出来る場合もありますので、「独学で分からなかった部分を資格講座で聞いてみる」なんてちょっと裏技的な活用も可能です。
本学習方法を実践可能な、おすすめの宅建士の単科講座を参考迄に掲載しておきますので、組み合わせを検討して頂ければと思います。
おすすめの学習法徹底比較まとめ
今回は「独学・通学・通信」それぞれの勉強方法のメリット・デメリットと、それらを組み合わせたハイブリッド学習方法をご紹介させて頂きましたが、この勉強方法が良いという最適解は無く、個々人の状況によって異なると思います。
そのため、ご自身が重視しているものをランク付けしてそれらを満たしているものを選ぶとスムーズかと思います。拘りだすと決まらないので上位3~5個位に絞るのがコツです。
管理人の場合、重要視しているものをランク付けすると以下の通りとなります。
管理人が重視する部分の例
- 1.残業が多いので勉強時間の自由度は確保したい
- 2.法律の勉強が苦手なので講義の手引は絶対必要
- 3.資格取得のためなら多少の出費は許容範囲内
- 4.演習問題を多くこなしたい
- 5.サポートはあれば良いかな?程度
上記の例ですと「通信講座」あるいは「通信+市販教材」のハイブリッドが選択肢に入ると思います。とまあ、この様なイメージで選んで頂くと良いかと思います。
ご自身に適した勉強方法を選んでおけば、途中で諦めてしまうリスクも減りますし納得・安心して勉強に邁進出来ると思いますから、最初に力を入れて検討しておくべきかと思います。
今回解説しました勉強方法の「メリット・デメリット」を踏まえ、是非最適な勉強方法を選んで気持ちよく宅建に合格して頂きたいと思います。